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美容脱毛と医療脱毛の「出力の違い」

2025.11.14

脱毛といっても、「美容脱毛」と「医療脱毛」では使われる機器の出力(パワー)が大きく異なります。この“出力の違い”こそが、効果や痛み、通う回数などに大きく関わるポイントです。

まず、美容脱毛(エステ脱毛)は、エステサロンや脱毛サロンで受けられる施術で、主に「光脱毛(IPL脱毛)」と呼ばれる方式が一般的です。医療機関ではないため、使用できる機械の出力には上限が定められており、毛根を“弱らせる”レベルのアプローチが中心です。毛が生える力を徐々に抑えていくため、痛みが少なく、肌への刺激も比較的穏やかです。その代わり、効果を安定させるまでに10回以上の施術が必要になることもあります。

一方、医療脱毛は医師が常駐するクリニックで行う施術で、「レーザー脱毛」と呼ばれます。
医療用レーザーは高出力で、毛を作り出す“毛母細胞”を直接破壊することができます。そのため、少ない回数で効果を実感しやすく、永久脱毛として認められているのも医療脱毛だけです。
ただし、照射パワーが強い分、痛みや赤みを感じやすく、肌状態によっては一時的なダメージが出ることもあります。
つまり、美容脱毛は、「肌にやさしくムダ毛を減らしたい人」に向き。医療脱毛は、「短期間でしっかり効果を出したい人」におすすめといえます。最近では、痛みに配慮した医療レーザー機器や、美容脱毛でも高出力に近い効果を目指すマシンも登場しており、選択肢はますます広がっています。

 

どちらを選ぶかは、「どんな仕上がりを目指したいか」「どのくらいのペースで通えるか」がカギ。ゆっくり時間をかけてツルすべ肌を目指すなら美容脱毛、最短ルートでムダ毛の悩みをなくしたいなら医療脱毛が向いています。

どちらも“出力の違い”を理解したうえで、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが、後悔しない脱毛の第一歩です。

嵯峨実紗

BOSS桑名店店長

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