近年、男性・女性を問わず多くの方が取り入れている光脱毛。中でも代表的な方式が「SHR方式」と「IPL方式」です。どちらも専用のマシンから発せられる光を利用して毛の再生を抑える施術ですが、そのアプローチ方法や光が届く深さにはそれぞれ違いがあります。この違いを理解することで、ご自身に合った脱毛方法を選びやすくなります。
まず、IPL(インテンス・パルス・ライト)方式について見てみましょう。IPLは黒いメラニン色素に反応する光を利用し、毛根部分に熱を与えてダメージを与える仕組みです。光はだいたい皮膚の2〜4mm程度まで届き、毛乳頭や毛母細胞といった毛を生やす重要な組織に直接働きかけます。そのため、太くて濃い毛には高い効果が期待できます。一方で毛周期、つまり毛の成長サイクルに合わせて施術する必要があるため、定期的の施術が欠かせません。また、光のエネルギーが強い分、やや痛みを感じやすい傾向もあります。
次にSHR(スーパー・ヘア・リムーバル)方式です。SHRは従来のIPL方式の効果に加え、「バルジ領域」と呼ばれる毛包の一部もターゲットにします。このバルジ領域は皮膚の浅い部分、約0.5〜1mmほどの位置にあり、毛をつくる指令を出す役割を担っています。「バルジ領域」にアプローチすることにより毛をつくる働きが停止します。SHRは光を繰り返し当ててじんわりと熱をためていく「蓄熱式」のため、痛みが少なく、肌への負担も軽減されます。さらに、産毛や細い毛、日焼けした肌にも対応しやすいとされています。

このように、IPLは「毛根の深さ」に、SHRは「バルジ領域の浅さ」に働きかけるという違いがあります。太い毛をしっかり処理したい方にはIPL、産毛や敏感肌も気になるという方はSHRが向いているといえるでしょう。メンズ脱毛BOSSではお客様一人一人の肌質や毛質を確認し、それぞれの特徴に合わせた最適な施術をご提案しています。

